1941年作品 主演:バッグス・バニー
今でも第一線活躍する世界的人気キャラクターバッグス・バニーとルーニー・テューンズですがその歴史は古く戦前から活躍しています。長い歴史の中でいくつかの作品は著作権の更新に失敗しパブリックドメインとなりました。今回はその中のひとつ、数ある作品の中でも問題作と言われる"All This And Rabbit Stew"をご紹介します。
この作品のハンターは唇が不自然に厚い肌の黒い男性。
この誇張したデザインに加えバカで野蛮、言葉も訛っているというステレオタイプ全開のキャラクターが問題視され、戦後になると自主規制でテレビ放送から追放され実質的にお蔵入りになりました。ワーナーのアニメには同様の理由で規制された作品が他に11本あり、“Censored Eleven”と呼ばれてます。漫画のキャラなんか誇張してなんぼという時代だったのでしょうね。
内容については追う方がバカ、追われる方が一枚上手といういつものワーナーのどたばたアニメで他にエピソードと比べて特別過激ということはないですが最後はバッグスがハンターをギャンブルに誘って身包みを剥ぐという子供に適切かどうか際どいオチで締めくくられます。
その他、戦時中の作品なので分かる人には分かる戦争ネタも随所に入ってるそうです。僕には分かりません。
翻訳お疲れ様です!アニメの翻訳ありがとうございます!
返信削除バッグスバニーと言えば、第二次世界大戦中に日本の兵士が”追いかけるバカ”として登場しているエピソードがありましたね。
日本人を思い切りバカにした過激な反日プロパガンダに辟易としてしまいましたが、バッグスの負の側面と言いますか
歴史あるキャラクターの黒歴史を見れた気がして妙な面白さも感じましたね。
差別的な要素も含まれてはいますがアニメとして今見ても面白いというのは本当に凄いと思います。
駄文失礼しました。
コメントありがとうございます。
削除とても励みになります。
戦争ネタは多いですね。トムとジェリーでもありました。
それを正にリアルタイムで戦争やってる最中にやるから末恐ろしいです。
人気キャラは地位が上がるに連れて万人向けにシフトされて、毒が抜けて大人しくなりがちなので初登場時のぶっとび具合に驚かされることはよくあります(日本ではドラえもんやしんちゃんなんかがそうでしょか)。
きっと時代によって許されるギリギリのラインが変わっていくのでしょうね。